
今回は、サークル「Whisp」のゲーム作品「まいてつ Last Run!!」(本文では「まいてつLRと表記」)のレビューをしていきます。
本作品は元々の「まいてつ」に続編が加えられたもので、上記リンクの通り、セットを購入することで両方を楽しむことができます。
先に感想を一言で書いてしまいますが、とにかくストーリーが良い、この一言に尽きます。
そのストーリーを最大限に楽しんでもらうため、本記事ではあえてストーリーの詳細には触れないようにしています。
その他のシステム面や濡れ場などについて、本記事でレビューしていきましょう。
とはいえ、ネタバレが含まれる可能性も否定できません。
少しでもネタバレが嫌な方は、ここでブラウザバックすることをオススメします。
「まいてつ Last Run!!」レビュー
早速、まいてつLRのレビューを行います。
まず、5つの評価軸で当ブログの管理人が勝手に評価したものが以下です。
本当はストーリーを10くらいまで伸ばしたかったのですが、流石に限界突破はやめておきます。
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
まいてつ Last Run!!レビュー1:ストーリーがとにかく良い
1点目、もう記事冒頭にも一言出してしまいましたが、ストーリーがとにかく良いです。
それまで鉄道には乗り物以上の感情が一切なかった私が、保存されている8620型蒸気機関車を本気で見に行こうか迷ったレベルです。
行こうと思ったら本格的な旅行になることが判明し、泣く泣く諦めました…
東京都の青梅鉄道公園に展示されているようなので、既プレイで行ける方は是非行ってみてください。
全部で15ものルートがあり、それぞれで内容もガラッと変わるのが印象的でした。
ルート分岐は非常にシンプルで、とても分かりやすい選択肢を選ぶか、そもそもその章のストーリーを開始するかです。
そういった意味では、自身の選択や操作が結果に反映するようなものを求める場合、ミスマッチとなります。
まいてつはストーリーを追うゲーム、その世界に入り込むのが一番の楽しみ方でしょう。
なお、15ルートのうち3ルートはメインキャラクター3人のアフターストーリーとなっており、その間に数年程度の月日が経過しています。
いきなり雰囲気が変わるため、そこで一瞬違和感を覚えるかもしれませんが、すぐ慣れるのであまり気にしなくてOKです。
あまり書きすぎるとネタバレになるため控えますが、とあるルートではガチ泣きしました。
とくにまいてつLRの場合は、このストーリーが一番推したいポイントなのですが、逆にあれこれ書いてしまうと感動も薄れてしまうもの。
書きたい気持ちを抑えつつ、次のレビューにまいります。
まいてつ Last Run!!レビュー2:BGMは本編を邪魔せず、でも聴いていたくなる
2点目、BGMも舞台やキャラクターたちの雰囲気に合っていて、いい意味で目立っていません。
ちょうど良く本編を引き立ててくれています。
ですが、気づくと耳についていて、ゲーム終了後もしばらく脳内で流れていることがありました。
プレイ中に聴いた楽曲は、鑑賞画面のBGM鑑賞から聴くことができます。
是非、お気に入りの曲を探して見ましょう。
ちなみに、現在「渋くいこうぜ」を聴きながらレビューを書いています。
キャラクターボイスもフルボイスで、ちょっとしたモブにも全て声が割り当てられています。
特筆するような気になるポイントも無く、個人的にはここも満足でした。
まいてつ Last Run!!レビュー3:キャラクターが動きまくる
3点目、システム面です。
こことストーリーどちらに入れるか迷いましたが、とにかくキャラクターが動きまくります。
立ち絵はもちろんのこと、CGでもめちゃくちゃ動きます。
表情が変わるのはもちろん、手の動きまでかなりあって、視覚的にも楽しむことができます。
また、CG鑑賞モードだとその動きを自分で操作することもできたり、かなり楽しめます。
ちなみに、私のプレイしていたPCだと動作環境に対してVRAMが足りず、定期的にアプリケーション自体の動きが鈍くなったり、途中で突然落ちたりすることがありました。
しっかり動作環境の数値をクリアしているか、かつ問題なく動作するか、体験版で先に確認するようにしましょう。
この件は私のPC側の問題である可能性が高いため、評価には含めていません。
が、念のため途中で落ちてもいいように定期的にセーブすることは心がけておくと安心です。
その他、システムは特に気になったことはありませんが、ゲームシステムは気にならずゲームを邪魔しないことが重要なもの。
そういった意味では、特にないことが高評価にした理由の1つとも言えます。
まいてつ Last Run!!レビュー4:専門知識は解説してくれる、が…
4点目、ここはゲームごとにそのゲーム固有の観点を入れるポイント。
まいてつLRの場合、鉄道関係の専門知識にフォーカスを当ててみます。
ストーリーを読んでいると、かなりの頻度で鉄道に関する専門知識が出てきます。
上記の通り、私は鉄道に対して乗り物以上の感情を持ったことが無かったため、ゲームを始める前はそこが心配でした。
実際始めてみると、専門知識にはほとんど全て解説がつけられています。
その解説も各キャラクターが読み上げ、中にはやり取りも交えつつ教えてくれます。
解説内に出てきた用語への解説にも飛べるため、分からないことは都度確認しながら進めることができるでしょう。
…ただ、こればっかりはどうしようもないかもしれませんが、それで確認しているとストーリーに集中できない、ということが何度か起きました。
用語を減らせばこの問題は解決しますが、ストーリーを考えるとこれでもかみ砕いてるんだろうな、とも感じています。
全てを完璧に理解しなくても先には進められるため、私みたいに全部読もうとはしない方がいいかもしれません。
まいてつ Last Run!!レビュー5:濡れ場もすごいです
5点目、これに触れないわけにはいかないでしょう。
システムの項目で、キャラクターがめちゃくちゃ動くと書きました。
これ、濡れ場も例外ではありません、というか濡れ場こそ本領発揮です。
一枚絵で差分が切り替わりながら進むタイプだと、細かい動きは文章での説明で、イメージしながら進むことになるでしょう。
それが実際に動いてくれるため、特に視覚情報を重視するのであればマッチしやすいです。
また、大きな特徴の1つとして、本編を進めると解禁こそされるものの、メニューから選択しなければ再生されません。
時系列はストーリーの途中なのですが、再生ポイントはストーリーとは切り離されていて、好きなタイミングで見れるのも個人的に高評価なポイントです。
シーン数も60を超えており、これだけでもかなりのボリュームになっています。
ちなみに、本編もダイレクトな濡れ場がないだけで、お風呂などちょっときわどいシーンはあります。
「まいてつ Last Run!!」レビューまとめ
今回は、「まいてつ Last Run!!」のレビューを書いてきました。
総評ですが、ぶっちゃけ濡れ場が無くても文句なしの作品です。
本編を一通り終えた後、そういえばあったな…程度の感覚で濡れ場のシーンを見始めたくらいです。
エロでもオススメできますが、それ以上に是非ストーリーを楽しんでもらいたい作品でした。
購入するセットやサイトによってもついてくる特典が異なるため、先に確認してどれが欲しいかをチェックしてみましょう。
また、たまにとんでもないセールをやっていることがあるため、安く買いたい方は待つのも選択肢の1つです。
最後に1つだけ、コンプリートセットや全部入りは、ファイル容量がとんでもないことになっています。
ダウンロード時の回線や保存場所には気を付けて、楽しんでください。
